はじめまして。中小企業診断士の安岡伸晃(やすおか のぶあき)と申します。
今日からこのブログ「中小企業のためのDX戦略室」をスタートすることになりました。
記念すべき第1回目の記事では、私自身がこのサイトを立ち上げるに至った「生成AIを使った事業戦略の壁打ち」のリアルなプロセスをお届けします。
「自社の強みが明確に言語化できない」「新規事業の方向性が定まらない」と悩む経営者の方にとって、
生成AIがどれほど強力な「戦略パートナー」になり得るか、実感していただけるはずです。
はじめに:事業立ち上げにおいて、私がぶつかった「壁」
私は現在、大手ITベンダーで約11年間、様々なシステムの提案・導入に携わっています。
その中で「システムと経営は密接に結びついている」と痛感し、経営に関わる知識を包括的に身につけたいという思いから、2024年に中小企業診断士を取得しました。
しかし、いざ専門知識を活かして中小企業の支援を始めようとした時、私は大きな壁にぶつかりました。
それは、「経営相談のプロの中小企業診断士として事業を立ち上げるのだから、あれもこれも支援できるべきだ」と考え、どのように事業を進めるべきか、自分の軸が分からなくなってしまったのです。(いわゆる事業ドメインが定められませんでした、お恥ずかしい…)
自身のスキルをどうパッケージ化すれば、中小企業の皆様の課題解決に最も貢献できるのか。その方向性を見失い、思い悩んでいました。
生成AIは「作業ツール」ではなく「仮想のボードメンバー」である
そんな思考の整理に役立ったのが、生成AI(ChatGPTやClaude、Geminiなど)です。
現段階でも生成AIを「文章の要約」や「メールの作成」といった単なる”作業の効率化ツール”としか活用していない企業も多いのではないでしょうか。
しかし、生成AIの真の価値はそれだけではありません。例えば、客観的な視点を持った「事業戦略の壁打ち相手」として活用した時にこそ発揮されます。
私のキャリアと悩みを、AIとの対話で整理してみた
私は最初から完成された情報をAIに投げたわけではありません。まずは「ITベンダーで営業を11年続けていること、中小企業診断士を取得し、事業化を検討しているが、その進め方に迷っている」という率直な悩みを打ち明けるところからスタートしました。
そこからAIを相手に「壁打ち(対話)」を行い、AIからの客観的な問いかけに答える形で、少しずつ情報をインプットしながら整理を進めていきました。
- 初期の悩み: 支援領域(経営・補助金・ITなど)を幅広に考えすぎてしまい、軸が定まらない。
- 経験の棚卸し: 長年、多種多様なシステムの提案・導入を経験。特に新たなシステム提案を行うための「仮説提案・ビジョンセールス」を得意としてきた。
- 保有スキル: 診断士としての経営知識があり、システムと経営の密接な関係を体系的に理解している。
- 特性と関心: 自力でのシステム構築や発生した課題解決を行うリテラシーがある。また、生成AI等の最新トレンドにも強い関心がある。
これらを対話の中で一つずつ整理し、「私が中小企業に提供できる最大の価値は何か?」を問い続けました。
AIとの対話で整理できた、私が提供できる「3つの価値」
AIからのフィードバックは、私の思考をクリアにしてくれました。 「何でもこなそうとする曖昧な看板」を下ろし、
自身の経験を掛け合わせた結果、私が提供できる明確な価値は以下3点だと整理することが出来ました。
1. 大手ベンダー品質のITノウハウを、中小企業に役立つ形へ「翻訳」する
エンタープライズ領域の最前線で培ってきた、高度なシステム提案のノウハウやナレッジ。これらをそのまま持ち込むのではなく、中小企業の現場の目線に立ち、実務で真に役立つ知見へと「翻訳」して提供します。
2. ビジョン実現に向けた「仮説検証型」のデジタル化提案
長年の営業現場で磨いてきた「仮説提案力」を活かします。単なるツールの導入を目的とせず、お客様の経営課題やビジョンを起点とした、最適なIT戦略のシナリオを共に描き出します。
3. IT化を「目的」にせず、経営課題・補助金と結びつける
IT化はあくまで手段です。中小企業診断士の視点で「売上アップ」や「業務効率化」という経営課題に直結させます。また、資金面についても各種補助金の活用支援を含めたトータルな提案を行います。
「中小企業のためのDX戦略室」の誕生
この壁打ちを経て誕生したのが、当サイトのコンセプトである「中小企業のためのDX戦略室」です。
大企業が当たり前のように持っている「情報システム部」や「デジタル推進部門」の機能を、あなたの会社に外部インストールする。それが私のミッションです。
おわりに:今後の発信内容と皆様へのコミットメント
この記事でお伝えしたかったのは、「自社の強みや課題を正しく言語化し、テクノロジーと掛け合わせることで、ビジネスは一気に加速する」ということです。私自身が、生成AIを戦略パートナーとして使うことで、自社の提供価値を再定義することができました。
今後このブログでは、以下のようなテーマで実践的なノウハウを発信していきます。
- 生成AIや最新テクノロジーの実務への取り込み方
- 組織の営業力を底上げする「セールスイネーブルメント」や「ビジョンセールス」の考え方
- 最新トレンドやITツールを自ら検証するスモールDX実験録(テックノート)
- IT投資を成功に導く補助金活用と経営戦略
もし今、あなたの会社で「デジタル化を進めたいが、何から手をつければいいか分からない」「自社の課題に合ったIT活用法が見つからない」とお悩みであれば、ぜひお気軽にご相談ください。
現役大手ITベンダー営業のノウハウと、中小企業診断士の視点で、あなたの会社の事業成長を全力でサポートいたします。
これから、どうぞよろしくお願いいたします。
